新婚の推しといちファンの私

人生で初めてブログを開設しました。

は〜〜こういうの書き始めるとしたら推しさん勇退の時かな〜〜ガハハ(本当に笑えない)と思っていたんですがね。
100億回言われてるであろうことでも、自分の言葉で残しておきたいと思ったのでここに書き留めておきます。いつかこれを読み返して「この時の私ったら…拗らせすぎでは??」と笑える日が来ますように。


さてさて、遡ること3月5日の昼下がり。私はいつも通り部屋でゴロゴロしながらTwitterを開いていました。フンフフ〜ン♪とタイムラインをシュッポンと軽快に更新した瞬間、目に飛び込んできたのは「EXILE TETSUYA 入籍を発表 お相手は妊娠中」の文字。

ハ、ヘ……????????????????


書いてあることが全く理解できませんでした。入籍?妊娠?なにそれ美味しいの??
震える指を動かして一発目に見た情報アカウントの文章を読み、本人からのメッセージも読みました。

とりあえず7周ぐらい読み返して事実を理解できたものの、急な発表によるあまりの衝撃で喜びも悲しみも寂しさも風速1000m/sでドッッッと吹き飛ばされてしまい、私の心中は「無」。

衝撃が本当にすごかったんです……心の準備ほぼゼロ。だって私の知る限り、匂わせがあったりスクープに取り上げられることなんてなかったから。お仕事とプライベートをキッチリ分けているガードの固い推しさんらしい。そういうプロとしてのあり方が本当に好き……

話がちょっと逸れた。そう、心の中が無だった。でも私は推し始めてからずっと、私たちにラブドリームハピネスをたくさんくれる分、彼自身もこれらをたくさん得て欲しいと思っていました。

それに、超破格月刊EXILEの100問100答で

−10年後の自分は何をしていると思う?
『子育て』
−死ぬまでに一度会って見たい人は?
『孫』

って、そんな正直に言う?!ってぐらいしっかりと断言している。だからこそ私は、彼の望む幸せの中に、家庭を持つことが一つの形として存在していることも理解していた。

そのことを思ったらジワジワと「私、これは嬉しいんじゃない…?嬉しい…嬉しい!ウワーーーーーおめでとう!!」と言ってました。

 

いや〜〜〜だって推しが既婚者になったんだよ?!EXILE  TETSUYA(38)(既婚)(一児のパパ)だよ?!エグザイル1たくさんの草鞋を履いててミスターストイックな彼が同時に恋愛もこなし成就させなさったんだよ??!!?!すごくないか??!!?!?!?!私の推しすごい!!!!!!!!!!!!(早口クソデカ声)

嬉しい!!!!ハッピー!!!!!お赤飯炊いちゃお!!!!!(まじで炊いた)って丸一日無敵スター状態だったんだけど、ふーーっと落ち着いてからたくさんのてつやfamさんのツイートを読みました。そこには祝福している方々もいるけど、「誰か一人のものになってしまったのが悲しい」「デキ婚か……」「現実なんて知りたくなかった」「辛い」との意見も。

そりゃそういう意見あるよね。好きのベクトルが違うだけでみんな好きだからこそだもんね。正解なんてないし誰も間違ってないよ……いいなあ……………………ん?いいな?いいなって?

その羨望の眼差しは一体なに?どこからくるんだろ。
一息ついた自分の心に「あんた実際どう思ってんのよ?推し結婚したよ??」と聞いてみた。だけど、うんともすんとも言ってくれない。「さっきまで嬉しいって言ってたじゃんか!どうしたのよ?!」それにも返答ナシ。エッ……24/7推しさんのことを考えながらここ数年過ごしてきたのに、急に何の感情も湧いてこなくなるってなぜ……?

その時に、なんとなくだけど、ほんとはこの一件に関する全てのこと(ファンさんの反応も込み)をポツンと遠くから一人で傍観していて、私にはない色んな気持ちを持てるファンさんが羨ましいんだなって気づいた。(この件で感情を振り回され、とても苦しんでいる方が読んでいたら本当に申し訳ないです)

なんで?あんたも関係者に含まれるでしょうが!って言われるだろうけど、なんか、考えれば考えるほど、祝福者の会にも傷心者の会にも入れてない気がするんだよね、私。

 

同時に「あーーもしかしてこれ、空っぽの心にちょっと無理してハッピー注いじゃったんじゃない??」と思いました。

みんなのグラスには嬉しいやら悲しいやら、好きだからこそ抱くなにかしらの感情が溢れんばかりに注がれているのに、私のグラスは空っぽ。内心すごく焦った。そこをなんとか埋めようとしちゃったのかな。だから自分に言い聞かせるように、おめでとうとか嬉しいとか、推しさんが結婚したときにかけてあげたいって思ってた言葉が口から出たのかな。

そう思うと、なんだか上部だけの言葉を呟いていたような気がして。その人が好きだからこそ抱く様々な感情がなにもない自分が、なんだかとっても薄情な人間に思えて。嫌な気持ちがグルグルグルグル洗濯機状態。思わず、ウガーーー!!!!オメーは大人しくツイ禁してろ!!!!!と貝になった。

 

発表されてから発した「推しには心底幸せになって欲しい」という言葉やその気持ちは断じて嘘じゃないし本気でそう思ってる。
世間から浴びせられるであろうコメントも分かっているだろうに、パートナーの方と彼女のお腹にいる我が子のことを考えての英断であることも分かっている。本当にすごい。かっこいい。

でも、心の底から「結婚」というもの自体を祝福できているのか、それに関して自分はめちゃくちゃハッピーなのかと聞かれたらどこか違う気がする。

でもでも、結婚に対して寂しかったり悲しかったりって気持ちは多分今はない。

ウーーン……自分の感情が全然わからなくなってしまった。
いや、わからないというか、何の気持ちも抱こうとしていない。虚無。大きな事実の塊がドンッと頭の中にあって、それを心が「受け取り拒否です〜〜お引き取りを!」って言ってる感覚。

 

まじで虚無の感情で悩むってどゆこと。そんなんいくら掘っても虚無しか出てこないわ!虚無のゲシュタルト崩壊!!!
ってことでしばらくは事実の塊をゆっくりゆっくり、一口ずつちぎりながら飲み込んでいきたいと思います。詰まらないように無理ナシで。でも、絶対飲み込んでやる!という強い意志を持って。

だって「時間が解決してくれる」って、今回の場合は当てはまらなくない?それは「解決」じゃなくて「慣れ」じゃないですか。悩まなくても生活できるように自身が慣れたってだけ。私はそうやって片付けちゃうなんてヤダ。推しさんがたくさん考えた上で公表してくださったんだもん。私も考えたいよ。
勝手に過ぎていく時間に頼らず、私なりにたくさん考えて、悩んで、自分の心のグラスをいっぱいにできたらと思います。

 

あっ、でもね!推しさんのことが好きじゃなくなったり、顔が見れなくなったりはしてません!まあちょっとはウッ……てなるけどさ。毎朝卓上にある3月のカレンダー見て「えっっっっっハイパー顔がいい……」って見惚れるし、今日も居酒屋えぐざいるin屋形船の推しさん登場シーン見た瞬間、あまりにもアレなもんだから火達磨にでもなったんじゃねえかってぐらい部屋でのたうち回ってたんで!!そこは大丈夫!!(大丈夫じゃない)

多分今まで知ろうともしていなかった完全プライベートな話と どう落とし前つけるかが分からないだけ。アーティスト、プロとしての推しさんは変わらず大大大好き。めっちゃ好き。
自分の推しが結婚するなんて経験なかったから自分がどうなるか分からなかったけど、とりあえず私にとっちゃ「それはそれ、これはこれ」みたいです。

いや、実は正直、自分ってちゃんとてつやさんのこと好きだったのかな……って少し思っちゃったんだけどね。
好きだからこその感情を持たない「無」な心について悩むのも好きゆえだと思いたいな。ややこし!

 

しばらくこの件に対して祝福の言葉は言わないことにする。自分の心をすり減らさないためにもちゃんと思った言葉を口にしたいから。それが結局「結婚!!つらい!!無理!!滅!!!」になっちゃうかもしれないけど。

でも、やっぱり、最後には「おめでとうございます」って伝えられたらいいなあ。
てつやさんのことを祝福できる自分でありたいなあ。そう思います。

 

………………ふう、実家に帰って美味しいご飯たらふく食べよっと。